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鳥飼塾への転塾について(塾長ブログ4)

● 鳥飼塾への転塾(途中入塾)希望者

2015年の開塾以来、おかげさまで、

毎年一定数のお問い合わせをいただいており、

塾を続けることができております。

またその入塾面談の際に、

成績が思うように伸びていない現状を打破するために、

塾を変えることを検討しているという内容で

ご相談をいただくこともございます。

全ての方に

 

「この塾に入れば成績が伸びます」

とは言えませんが、

 

途中から当塾へ入っていただいた方からは、

「家での勉強時間がすごく増えた」
 

「他の塾をいくつか経験したが、この塾で初めて変化が見えた」
 

「通塾を始めてから読書をするようになった」

など、良い変化を聞かせていただくことが多くあります。

できれば5年生クラスの授業から塾に通っていただき、

基礎内容をじっくり時間をかけて積み上げていくことが理想的ですが、

6年生、中学1年生など途中からの入塾も

是非ご検討いただきたいという思いから、

 

鳥飼塾への転塾(途中入塾)に向いている生徒

(成績の向上が見込まれる生徒)には、

 

どのような特徴があるのかを整理したいと思います。

● 転塾(途中入塾)に向いている生徒

1)やる気はあるが、成績が上がらない生徒

成績が上がらない原因のトップが、

「勉強時間不足」

です。

入塾説明の際のアンケートで

ご自宅での勉強時間を記入していただくと、

 

一番多い回答が

「1日30分未満」

となっています。

この30分未満という勉強時間は、

学校の宿題、塾や習い事の宿題が「あればやる」ということで、
 

宿題がなければ「勉強はしない」

という生徒がかなり多いように思われます。

このような勉強時間の短い生徒も

全員が勉強に対するやる気がないわけではなく、
 

学校や塾以外での勉強は、

「この程度が普通」

と思っていることが

 

勉強時間が短くなる原因の1つです。

当塾では、この勉強時間の「普通」を、

「30分から1時間へ」

「1時間から2時間へ」

入塾後すぐのタイミングで延ばしていき、

普通のレベルを一気に上げてしまうことで

勉強習慣の土台をつくりあげます。

ここで重要になってくるのが、

 

「勉強へのやる気(覚悟)」

です。

入塾面談の際に、

「勉強時間を毎日2時間に増やしてもらいます」

(小学生クラスは、そのうち1時間は読書)

 

というお話をすると、

たいていの生徒も保護者の方も
 

「そんなに勉強できるかな?」

と不安な顔をされます。

しかし、

一度「やるぞ!」という覚悟をされた方は、

1か月もすれば、

2時間の勉強時間が「普通」に変わり、
 

塾の授業の効果が出てくる前に、

自宅での学習時間が増えたことで、

 

成績は確実に上がります。

またこの2時間の勉強時間も、

学力の土台を作り上げる基礎トレーニングメニューが中心となるため、
 

「やり抜く覚悟」さえあれば、

たいていの小・中学生がこなせる内容を

課題として出すことを心がけています。

まとめますと、

 

当塾への転塾をご検討いただく際の一番重視するポイントとしては、

「勉強へのやる気」、あるいは「勉強への覚悟」

 を「ほんの少し」持って塾へいらしていただくこと

だと考えています。

2)基礎トレーニングを徹底したい生徒

他の塾から鳥飼塾へ転塾をされた生徒が

大きく違いを感じる点は、
 

授業でも宿題でも

 

「基礎トレーニングを徹底すること」

だと思います。

小学生クラスでは、

「計算、漢字、文章の音読など」

を毎日の課題として、30-60分の時間を取っていただきます。

中学生クラスでは、

 

「英語例文の音読・筆写」

を全学年の継続課題としており、
 

同じ例文のテストを卒業までに最低5回は繰り返し、

 

自信をもって使える英文になるまで身体に覚えこませます。

また

 

「歴史年表プリント」「地理の暗記プリント」

は、模試や長期休みのたびに何度も確認テストを行い、
すべてを暗記してもらうまで宿題で出し続けます。

当塾では、


「しっかりとした土台がなければ、

 その上には何も積みあがらない」
 

と考えて、授業や確認テストを行っているため、

とにかく基礎力を徹底的に鍛えたいという方には、

おすすめできる授業になっていると思います。

3)中学受験で​満足のいく結果が残せなかった生徒

塾の卒業生の中には、中学受験では思うような結果が残せず、
高校受験でリベンジをしたという生徒もいます。

真剣に中学受験に向けた勉強を経験された方であれば、


上記1)2)で書いたような

「やる気」や「基礎力の徹底」に関しては、
 

他の生徒よりも一歩リードしていることが

多いように思われます。

特に

「努力したのに思うような結果が得られなかった」

 

という悔しさを持っている生徒は、
 

その悔しさを経験していない生徒よりも

勉強に対する根性や覚悟が生まれます。

*塾長自身が、受験で第一志望に落ちてしまった経験があるため、

 受験に落ちる悔しさと、そこから生まれる覚悟を持って

 勉強をすることを経験しております。

 ブログ「塾長の勉強遍歴」 に詳細は書いてありますので、

 ご興味のある方はご一読いただければと思います。

鳥飼塾では、

「生徒の持っている能力よりも、努力を高く評価したい」

という思いを持っています。

高校受験でリベンジしたいという強い思いをもっている生徒にも
是非、入塾説明を聞きにいらしていただきたいと思います。


4)集団指導だけでなく、個別の指導も受けたい生徒

 

鳥飼塾の授業形式は「集団授業」が基本となっています。
 

そのため、

集団授業形式の進み方で授業内容を理解することが難しい生徒には、
 

入塾面談やテストの際に、

当塾の個別指導の併用、あるいは他の塾を紹介させていただいております。

一方で、集団指導を効果的に活用できる生徒の中にも、
追加で個別指導も受けたほうがよい場合もあるかと思います。

例えば、特定の私立高校の過去問対策をしたい場合などです。

私の塾の高校受験コースは、

公立高校トップ校を受験できる学力を身につけることを念頭に

カリキュラムを準備し、テキストをそろえているため、

その勉強ではカバーしきれない問題が出題される高校

(例えば早慶附属校などの私立上位校)もあります。

一方で、公立トップ校や上位校に合格することを

第一目標にしている生徒には、

 

私立上位校の英語や数学の問題までをカバーするのは、

勉強範囲をかなり広げなければならず、

両立できる人の割合はかなり低くなります。

大手進学塾の最上位クラスであれば、

私立や国立の難関校志望者向けの授業を行い、

その余力で県立トップ校も併願という形となるかと思いますが、

私の塾では、県立高校を第一志望としている生徒を中心にしているため、

同じ授業を行うことはできません。

このような場合に、あくまでも県立トップ校が第一志望であるが、

 

内申点による併願確約が狙えないような私立の上位校も

オープン入試で受験したいという生徒には、

 

個別指導の形で過去問対策をすることが可能です。

通常クラスの授業内容と接続する形で、

同じ講師から個別指導が受けられるのも当塾の1つの魅力だと思いますので、

このような集団指導と個別指導の併用をしたいと考えておられる方にも、

おすすめできるかと思います。

5)個人塾の特徴のある授業を受けたい生徒

当塾は

 

少人数制個人塾(多いときでも1クラス4~5名程度)

です。


 

また、やる気をもって授業に臨む生徒に来てほしいという思いから、


クラスの上限人数に関わらず、

面談・テストで入塾をお断りする場合もございます。

そのような

「良い緊張感のある少人数クラス

という特徴をいかした授業をご用意しておりますので、

大手進学塾ではあまり行わないような

ちょっと変わった、特徴のある授業

を受けたいという生徒にも、


是非、鳥飼塾の説明を聞きにいらしていただければと思います。

【小学生クラスの特徴】


〇読書発表授

小学生クラスで一番特徴のある授業が、

この「読書発表」だと思います。
 

週に1回、

読んだ本の内容の要約や他の人に伝えたいことを

全員に発表してもらいます。

(人前での発表が苦手な人は、文章での提出も可能です)
 

この授業を通じて、1年間におよそ

「50回・50冊」

全員が200~600字程度の文章を書き、読書発表をすることになります。

緊張感のある発表の場を毎週設けることで、

日々の読書の集中力を高めることや、

頭の中を整理して人前で話す力を身につけてもらいます。

読書を通じて、

国語力の底上げや幅広い内容に興味を持ってもらうことを意図しています。

〇古典文学の音読授業

小学生クラスの間に2冊の古典テキスト

(1冊に30ほどの古典文学の抜粋、各5~10ページ)

の音読トレーニングを行います。

 

 

授業で読み方を確認したのち、

宿題でスラスラと読めるようになるまでトレーニングをしてもらい、

次の授業の時間に確認テストを行います。

難しい文章の音読を通じて、

読書とは異なる国語力や集中力の底上げと、

抜粋を通じて古典文学に触れる機会を

持ってもらうことを意図しています。

〇俳句100・百人一首・世界の国名100暗記

当塾では無用な丸暗記はできるだけ避けることを

意識して授業をしています。


 

しかしそれとは別途、徒に

「必要なことは、やれば暗記できる」

という自信をもってもらうために、
 

小学生クラスでは、

俳句や百人一首、世界の国名などの暗記を集中的に行っています。

中学校の数学で、

2桁の暗算の基礎力(15×15 や 89 + 35など)が必須なように、


基礎的な知識を頭に入れておくと、

中学校で勉強する様々な教科にもどこかで役立ちます。

そんな教養としての知識を、小学生クラスのうちに無理なく暗記し、
暗記自体にも自信を持ってもらうことを意図しています。

【中学生クラス】


〇歴史年表授業

中学生クラスで一番特徴のある授業は、
この「年表」を利用した歴史の授業だと思います。

私自身の中学・高校の歴史の勉強の経験では、
 

歴史の大枠を暗記していない状態で

1つ1つの用語だけを暗記しようとしても、
 

1か月後には多くの用語を忘れてしまったり、

そもそもその用語(例えば「大化の改新」)に

どんな意味があるのかを理解できておらず覚えられていない

ということが本当によくありました。

そのため、私の歴史の授業では、
時代ごとの年号(例 奈良時代710-794)を全て暗唱してもらう

ところから授業を始め、
 

1つの時代を理解するために最低限必要な出来事と年号も
オリジナルの年表プリントをって説明しながら一緒に覚えてもらいます。

最低限の歴史の出来事と流れを覚えてもらうことを最も重視し、
確認テストで完全に暗記しているかを確認したり、

 

歴史の授業のたびに、

これまでの内容を何度もオーバーラップする形で、


繰り返し繰り返し

歴史の流れを説明するという授業を行います。

自宅学習では難しい、大きな歴史の流れをつかんでもらうことを意図した
反復授業となっています。

〇読書討論授業

小学生クラスでは、自分の読んだ本を皆に紹介するという授業をしますが、
 

中学1年生クラスでは、夏休み期間を利用して、
自分の読んだ本の内容に関して、

クラスの他の人と議論する時間を設けます。

この討論授業は、自分の考えを一方的に伝えるだけでなく、
他者の意見を理解し、そのうえで自分の考えを再度検討するという
一段上の国語力を身につけることを意図しています。

国語の授業で読む論説文では、
与えられた文章をもとに他者の意見を理解することに重点がおかれますが、

この討論授業では、
自分の興味に基づき読んだ本や、
自分の関心のあるテーマで、

他者と議論することで、

「文章を読み、自分の頭で考えることの面白さに気づいてもらう」

ということを意図しています。

● 転塾(途中入塾)に向いていない生徒

ここまでは鳥飼塾への転塾に向いている(成績の向上が見込まれる)生徒

について書いてきましたが、

反対に、

私の塾に転塾(途中入塾)いただいてもなかなか効果が現れないと思われる、
 

当塾への転塾には向いていない生徒の特徴についても

まとめておきたいと思います。

1)本気で勉強する覚悟の持てない生徒

勉強における一番の基本は、


「必要な勉強時間を確保すること」
 

だと私は考えます。

 

必要な勉強時間を取ることなく、
1日30分で要領よく勉強ができるようになるような方法を
私は信じていません。

私の知っている限りでは、

周囲から「勉強ができる」と思われている人たちは、
皆、勉強時間をしっかりと取ることを習慣化できている人たちです。

このため、当塾の入塾面談では、
必ず勉強時間を一定時間以上確保していただくことを
約束していただいております。

(読書時間を除くと、小学生で毎日1時間、中学生で2時間。
習い事などで平日に勉強時間が取れない分は、週末で調整します。)

最初は「大変だ!」と思っても、
「頑張るぞ!」「変わらなきゃ!」というやる気や覚悟さえあれば、
生活習慣を変えることはそれほど難しいことではありません。

 

(一度生活習慣を変えてしまえば、それがすぐ普通の状態になります)

反対に、その「やる気」や「覚悟」がなく、
これまでの延長線上で私の塾に転塾(途中入塾)いただいたとしても、

 

期待するような変化は起きず、成績が伸びるということもないため、
このような場合には、入塾をお断りさせていただいております。

2)定期テストや内申点だけを効率的に上げたい生徒

定期テストや内申点だけを効率よく上げたいのであれば、
 

定期テストに出る問題を予想して、
その問題だけをできるようにする勉強が最も効果的だと思います。

一方で、勉強をする目的は、
 

「頭を鍛えること」であって、
 

「テストの点数を取ること」ではありません。

鳥飼塾も進学を目的とした塾ですので、

もちろん高校受験に合格していただくため、
テストの点数は気にしますし、内申点も重視しますが、

これらの点数は、

 

生徒たちに目に見える結果で自分の成長を実感してもらい、

彼らのやる気を維持するために活用するもので、
 

点数をあげることを最終目標にすることはよくないと考えています。

そのため、当塾では、

定期テストの過去問を配るようなことは基本的にはしておらず、


定期テスト対策としては

少し効率が悪いと思われる点があるかもしれません。

学校の先生がどのような問題を出すかを、

1回目のテストの傾向から自分で考え、
それに合わせて勉強内容を試行錯誤していただきます。

当塾としては生徒たちに、テスト結果だけでなく、
テストを通じて頭の使い方を身につけてほしいと思っているため、

定期テスト対策を塾に任せてしまおうという生徒には、

私の塾の指導はあまり向いていないように思います。

3)基礎トレーニングを軽んじる生徒

当塾の一番の特徴は
 

「基礎トレーニングを徹底すること」

だと思います。

小学生クラスでは、

毎日の計算・漢字練習から、
古典文学の音読、世界の国名、百人一首の暗記などを、

中学生クラスでは、小学生のトレーニングを土台に、
英語基本例文350(中1で150、中2で200)の反復練習、

 

理科・社会の基本テキストの徹底反復(3~5周解き直し+要点暗記)
歴史年表・地理プリントの暗唱などを、

絶対に身につけてもらわなければならないこととして、
とにかくしつこく反復します。

これらの基礎が身についた後には、
この基礎力が、応用問題にどれだけ生きてくるかを
感じていただけるのですが、

そもそも毎日地道に基礎内容の反復トレーニングをすることに

「こんな面倒なことを毎日やらなくてはいけないの?
 

「もっと効率の良い勉強の仕方があるのでは?」

と疑いを持たれる方には、

私の授業のやり方は合わないのではないかと思います。

4)礼儀をおろそかにする生徒

「礼儀は勉強とは直接関係がないのではないか」
 

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、授業をする講師も一人の人間です。

対面で授業をしている限りは、
相手の気持ちを考えず、礼儀を無視した行為をする生徒に対しては、
教師の対応が変わってくるのも当然のことだと私は考えています。

どのような場所に行っても、相手の先生から、
「この生徒にはしっかりと指導しよう」

と思ってもらえるように、
 

まずは最低限の礼儀を身につけておくことは

大事なことだと思います。

また私は、国語力の一番の基礎は、
文章を読んで設問が解けるかどうかよりも、


 

周りの人間が考えていることを、
その話す内容、あるいは話し方や接する態度などからある程度理解し、
適切に対応できることだと考えています。

国語の文章読解において
 

「なぜ、~と言えるのか?」
「なぜ、主人公はこう言ったのか」

 

という設問について考えることと、

授業の際に
 

「なぜ、挨拶はしなければいけないのか?」

「なぜ、発言の声は大きくなければならないのか?」
 

など、自分の行動について考えてみることは、
同じ頭の使い方だと私は思います。

自分の行動について振り返って考えられない人が、
他者の文章についてだけは考えて理解できるということは
普通はない
のではないか私は考えます。

このため、私の塾では、
授業に来る一人一人の生徒が、気分良く授業に臨めるよう、
生徒一人一人に塾の中での行動について考えてもらう時間をつくります。

 

(挨拶や発言の声の大きさなどがその一例です。)

私自身も話し方などの基本が

未だになっていない未熟な人間ですので、
日々自分の行動について改善をしていかなければならないのですが、

 

生徒たちと一緒に頭を使いながら、
必要なことは指導をしていきたいと考えております。

このような勉強以外の指導につきましても、

もちろん賛否あるかと思いますので、
ご不快に感じられる方はご入塾を再考いただければと思います。

●まとめ

当塾に興味をお持ちいただき、転塾をご検討いただけるような方々には、
全員にご入塾いただきたいという思いはあるのですが、

一方で、塾である以上は、
やはり「成績をあげる」という結果を出すことで
ご期待に応えていくしかないと思っています。

そのためには、
当塾の方針に対してご納得いただいた方
(=勉強に対して自ら前向きに頑張る覚悟をした生徒)
を対象に、指導をしていきたいと考えております。

 

是非、前向きに努力する気持ちをもって
鳥飼塾で一緒に勉強をする仲間に加わっていただければ幸いです。

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  とり かい じゅく

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