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大学受験コースの役割

更新日:2023年4月28日


中学生、高校生の皆さんは

毎日学校で長い時間授業を受け、

その宿題にも一生懸命取り組んでいると思います。


学校の授業と配布されているテキストの学習で

大学受験にも対応できることもあるかもしれません。






また学校の勉強では大学受験に不安が残る場合でも、


1)自分で参考書や問題集をやればいいのでは?



2)自分で勉強するのが難しければ、

  塾のオンライン講座を利用すればいいのでは?



3)個別の志望校対策には、

  塾の志望校別講座を利用すればいいのでは?


と、【大学受験全般のサポートをする役割の塾】に必要性を感じないかもしれません。



確かに、

1)~3)を自分一人でうまく活用して大学受験を突破できる生徒も一定数いるとは思います。




しかし、良い参考書や問題集、塾の授業があったとしても、その活用の仕方によって、結果は、


【効果が出る生徒】と【効果が出ない生徒】に


大きく分かれてしまいます。





逆に言えば、

現在利用しているものの活用の仕方を見直す

(より効果的に活用する)ことで、


勉強の歯車がうまくかみ合い、

成績が向上していくことも大いに期待できます。



私自身は、大学受験に一度失敗をし

浪人生活を始めたばかりの4月に、


予備校の授業で講師が話してくれた勉強法が

全ての勉強の歯車がかみ合うきっかけとなりました。






この大学受験コースで重点的にサポートするのは、


「大学受験対策としての問題集・参考書を利用した自立学習をいかに効果的に行うか」


という点になりますが、



その他にも、


●併用している塾のオンライン授業の利用の仕方

●学校の授業の効果的な利用法(予習・復習)


など、


【一人一人の勉強の歯車がかみ合い、成績が 

 向上していくアドバイスをすること】


を心がけて指導いたします。





では、この大学受験コースで


①どのようなサポートするか?

②なぜサポートの必要があるか?

に関して、



私自身の大学受験の経験を通じてご説明することで、

この大学受験コースの役割をご理解いただければと思います。





【大学受験に向けて重要なことは、

「学習の相談」ができる場を用意すること】




大学受験を通じて私に一番足りていなかったものは、


「学習の相談ができる相手(場)」


だったと思います。




高校時代、私は、

学校の授業の予習・復習に加え、

追加購入した参考書・問題集で勉強をしていました。





しかし、この独学のやり方では

志望校に現役で合格することはできず、

その後1年間の浪人をすることとなりました。


当時の私は、

高校の3年間学習の仕方に悩み続けて、


(参考書・問題集の選び方、教科ごとの勉強法など)


手ごたえが感じられない勉強を手あたり次第に試していました。



徒労に終わるような効果の出にくい勉強を

沢山してしまったこの3年間も決して無駄ではないと思いますが、




そんな当時の自分にも、


【少し高い視点から、勉強の全体像を示し、

 勉強法のアドバイスをしてもらえる場】


があれば、もう少し楽しさも感じられる高校生活を

送ることもできたのではないかと今では思います。




そんな当時の私に、

勉強を俯瞰できるようになった今の私が

アドバイスをするとすれば下記の3点です。



1)受験に情報収集は必須



2)本質的な勉強を目指す



3)成長を感じられる勉強を継続する

以下、この3点について詳しく書いていきます。




1)受験に情報収集は必須



大学に進学しても、

社会人として仕事をするようになっても、

情報収集は非常に重要ですが、とりわけ


【受験では情報収集は必要不可欠な要素】


となります。






●大学での授業内容、

●卒業生の進路

●入試倍率の動向

●選抜方式(総合型、学校推薦型、一般入試など)



などの情報ももちろん重要ですが、






私の経験で強調したいのは、



【各大学における科目ごとの問題形式】


【入試の問題形式に合わせた問題集

・塾の授業の選択】



の情報収集の重要性です。







私が東大を受験した際の話を例として説明します。





東大・文系は二次試験で

社会を2科目受験する必要があるのですが、

私は日本史と地理を選択しました。





日本史は高校の定期テストでも

非常に細かい知識を問われるため、


一問一答の問題集に加え、一般的なマーク式問題集と記述式問題集の3冊を合わせて勉強していました。




一方で東大の日本史では、

細かい単語の知識が問われることはなく、


出された資料を読み取りながら、時代ごとの歴史の流れの理解を問われる問題ばかりが出題されます





過去問を解きながら、


自分のやってきた勉強では東大の日本史には全く対応できていないことに気づいてはいるものの、どう対策してよいのかわからず、


なんとなく新しい問題集を書店で探すようなことを続けていました。



(今は東大に対応した問題集も、私の受験当時よりもかなり多く出版されています。)





そして東大日本史に関する

情報収集が圧倒的に不足していたことを実感したのが入試直前の冬休みのことです。



私は高校時代、

学校の授業の予習復習や部活動などで

勉強時間の確保も大変だったこともあり、

塾や予備校には最低限しか通わなかったのですが、



日本史はさすがにこのままではまずいと思い、

3年の冬休みに東大受験生を対象とした

予備校の冬季直前講習を受講しました。





この授業では、細かい知識を覚えるのではなく、

日本史の流れを理解することに特化して

終始授業が進められたため、



このたった数日間の授業の間に、

自分で1年間かけて勉強したよりもはるかに、

東大受験に必要な日本史の理解が進んだ

ことが実感できました。




そしてこのような授業を

1年間通して受講しながら日本史を勉強すれば、

自分でも東大の日本史に十分対応できる自信を

持つことができました。




東大日本史における私自身の情報収集は

明らかに時期が遅すぎたと思います。



もっと早くから

積極的に自分の足りないものを補う努力をする

必要があったと、この時に後悔をしました。






そしてこの反省から、

勉強時間の確保や勉強の継続など

自分自身の努力は当然必要なものの、



それだけではなく、

まずは相手(目指す大学)のことをよく知り、


それに対応した勉強の仕方も

しっかりと探していく努力は続けなければならない

ことを痛感しました。



2)本質的な勉強を目指す




「できるだけ本質的な勉強をし、

     テクニックに頼らない」




この【本質的な勉強】にこだわることこそ、

勉強を楽しみながら進めて行く上で

非常に大事なことだと思います。


私は中学時代から数学が好きで、

問題を解くことが楽しいと感じていましたが、


中学の頃は問題をゲーム感覚で解くような、

少し幼稚な勉強をしていました。




高校で数学専門の塾に通うようになり、

テクニック・公式をただ暗記するのではなく、


数式の意味を考え、

できるだけ目に見えるように

(自分のやっていることをイメージできるように)


問題を解き進めていくという数学の勉強の仕方を

中学数学よりも面白く感じるとともに、


【自分の頭を鍛える汎用性のある学習をする愉しさ】


を感じながら数学を学ぶことができたと思います。



独学で学ぶことはやはり難しいですが、

他の教科に関しても、


数学と同じような面白さを感じられるような

本質的な勉強をできるだけ心がけようとした

高校3年間だったと思います。





3)成長を感じられる勉強を継続する



「これで成長するだろう・・・」

ではなく、


「これで成長している!」

と感じられる勉強をする。




「これを1年間継続すれば変わる」

「続けてみればわかる」



そう言われても、


「継続すれば力がつき、

 本当に結果として報われるのか?」



「テキストは良くても、その使い方が悪く、  

 続けても成長しないのではないか?」

など、


雑念を捨てて勉強を継続することは

本当に難しいものです。



この雑念を振り払うために、

私にとって効果的だった勉強法は、


英語の精読と速読の学習法のように、



① ゆっくり・じっくり進める勉強

 (例 精読) 

② とにかく速く・多く進める勉強

 (例 速読、多読)



この2つを同時に進めることでした。






英単語であれば2000個の単語を覚えるのに、


①1日10個ずつ、長文を読みながら

 その中に出てくる単語を実際の用例とともに

 覚えていく



②1日300個ずつ、音声CDを聞きながら

 とにかく音読していく

 

(1週間で2000個の音読終了。これを何回も繰り返す)


というように①と②を併用します。






数学であれば


①チャート式のように部厚い問題集を

 1つ1つじっくり解いていく



②1度解いたチャート式の問題や類題を

 ぱっと見て3分ほどで解法をイメージし、

 方針があっているか解答をすぐに見て確認する


といったように勉強を進めると、



①では、1問に10-30分の時間をかけた

としても、



②では30分で10問の問題にどんどん触れる

ことができます。




このように


①ゆっくり・じっくり進める勉強

②とにかく速く進める勉強


の2つを同時に進めれば、





教科の全体像を常に意識しながら、

1つ1つの単元の勉強にも安心して

じっくりと継続的に取り組めるようになります。


当塾の大学受験コースでは、

各自の自立学習や塾の集団授業では

習得することがなかなか難しい、


上記のような効果が出る学習のコツを、

学習の伴走者として寄り添いながら、

じっくり​お伝えしていきたいと思います。




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